どんなグラフか
バブルチャートは散布図を拡張したものです。x と y で各項目の位置を決め、バブルの面積で人口、売上、件数などの 3 つ目の値を示します。
国、製品、惑星など、名前のついた項目がほどほどの数のときに最適で、目は位置と大きさを同時に捉えられます。
✓ 向いているとき
- 多くても数十個の項目それぞれに、3 つの数値の指標があるとき。
- 3 つ目の指標が、人口、売上、容量のような大きさを表す量のとき。
✗ 避けたほうがよいとき
- 3 つ目の指標を正確に比べることが重要なとき。面積は位置よりも不正確にしか判断されません。
- 項目が数百個あるとき。バブルが互いを隠してしまいます。
よいグラフにするコツ
- バブルは半径ではなく面積で拡大縮小しましょう。Chart Buffet が代わりにやってくれます。
- バブルを半透明にして細い輪郭線をつけると、重なったものも見えたままになります。
- 大事なバブルにはラベルをつけ、残りはツールチップに任せましょう。
裏にある数学
正直なバブルは、面積が値に比例します:A ∝ v。したがって半径は平方根で増え、r ∝ √v となります。半径を直接拡大縮小すると、2 倍の値が 4 倍の大きさに見えてしまいます。
それでも人は、大きなバブルの大きさを過小評価しがちです。知覚される面積は実際の面積よりゆっくりと増え、面積については指数が 1 未満のスティーヴンスのべき法則に従います(Stevens 1957)。そのため、バブルの大きさはおおまかな比較として読むのが最善です。
ちょっとした歴史
比例円は 19 世紀の主題図に登場し、統計学者はコンピューターよりずっと前から、散布図の点を 3 つ目の変数で拡大縮小していました(Friendly & Denis 2005)。バブルチャートが最も有名になったのは、ハンス・ロスリングの 2006 年の TED トークです。世界の国々のアニメーションのバブルが、所得と平均寿命のグラフの上を駆け抜けました(Rosling 2006)。
よくある質問
バブルの大きさを決める列はどれですか?
データのセクションの「バブルの大きさ」で選んでください。既定では、Chart Buffet が 3 番目の数値の列を選びます。
参考文献
- Stevens, S. S. (1957). On the psychophysical law. Psychological Review 64(3), 153–181.
- Rosling, H. (2006). The best stats you’ve ever seen. TED talk.
- Friendly, M. & Denis, D. (2005). The early origins and development of the scatterplot. Journal of the History of the Behavioral Sciences 41(2), 103–130.