どんなグラフか
レーダーチャートは、スパイダーチャート、ウェブチャート、スターチャートとも呼ばれ、各観点にそれぞれの軸を割り当てて、項目の得点を軸に沿ってプロットします。点を結ぶと多角形になり、多角形を比べると、項目がどこで強くどこで弱いかがわかります。
✓ 向いているとき
- 同じ尺度で測った 5〜10 個の観点で、2〜4 個の項目を比べるとき。選手の能力、製品の評価、アンケートの得点など。
- 正確な値より全体のプロフィールが大事なとき。
✗ 避けたほうがよいとき
- 観点ごとに尺度が異なるとき。先に正規化するか、小さな横棒グラフを使いましょう。
- 正確な比較が必要なとき。集合横棒グラフのほうが読みやすいです。
- 項目が 4〜5 個より多いとき。図形が重なり合ってしまいます。
よいグラフにするコツ
- 関連する観点は隣どうしに置きましょう。順序で形が変わります。
- どの軸にも同じ尺度を使い、ゼロから始めましょう。
- 塗りは半透明にして、重なった図形も見えるようにしましょう。
裏にある数学
角度 θk = 2πk/n の n 本の軸があるとき、値 rk は (rk cos θk, rk sin θk) に描かれます。多角形の面積は ½ · sin(2π/n) · Σ rkrk+1 で、隣り合う値の積に依存します。
この式がレーダーチャートの落とし穴です。データは変わらなくても、軸の順序を入れ替えると面積が変わります。図形の大きさではなく、輪郭を読みましょう。
ちょっとした歴史
最初のスターチャートは、ドイツの統計学者ゲオルク・フォン・マイヤーが社会生活の規則性について書いた 1877 年の本によるものとされています(Mayr 1877)。スタープロットは 1970〜80 年代に多変量データのために復活し、チェンバース、クリーブランド、クライナー、テューキーの教科書 Graphical Methods for Data Analysis で解説されました(Chambers et al. 1983)。
よくある質問
スパイダーチャート、スターチャート、レーダーチャート。どれが正しい呼び名ですか?
3 つとも同じグラフの名前です。
参考文献
- Mayr, G. von (1877). Die Gesetzmässigkeit im Gesellschaftsleben: Statistische Studien. Munich: R. Oldenbourg.
- Chambers, J. M., Cleveland, W. S., Kleiner, B. & Tukey, P. A. (1983). Graphical Methods for Data Analysis. Belmont, CA: Wadsworth.
- Friendly, M. & Denis, D. J. (2001). Milestones in the history of thematic cartography, statistical graphics, and data visualization. Web document.